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ジカ熱とデング熱の違い、症状とは?妊婦は特に要注意!

デング熱という言葉を覚えていますか?2014年8月末に69年ぶりに国内感染が確認され、その翌日に2人の感染者が、9月第一週には60名を超える感染者が確認されたことで世間から注目を集めました。

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そのデング熱と同じフラビウイルス化に属し、蚊を媒介に感染する感染症であるジカ熱が中南米を中心に流行を拡大させています。

2016年2月2日、そのジカ熱を巡り、WHO=世界保健機関が緊急事態宣言を出したことを受けて、外務省は「感染症危険情報」を出し、感染が確認されている国や地域への渡航などに十分に注意するように呼びかけています。

今年の夏はオリンピック・パラリンピックのために流行地域との人の往来が増えるため、日本にもジカウイルスが持ち込まれ、感染が広がるおそれがあります。情報に注視しましょう。

ジカ熱の症状

ジカ熱の症状はデング熱に類似しますが、その症状はデング熱に比べると軽いと言われています。

具体的には発熱(38.5℃を超える高熱は比較的稀)、斑状丘疹性発疹、関節痛・関節炎、結膜充血が半数以上の症例に認められ、その他にめまい、筋肉痛・頭痛、後眼窩痛、下痢、腹痛、嘔吐、便秘、食欲不振などをきたす場合もありまが、ジカ熱そのもので健康な成人が死に至ることは稀です。

ですが妊娠している女性がジカ熱に感染すると、胎児が感染し、生まれてくる子供が「小頭症児」となる危険性があります。小頭症児とは、同じ年齢の平均頭囲に比べて、標準偏差の2倍以上も小さい場合のことを指し、ブラジル北東部では既に4000件以上が確認されています。

ジカ熱の流行、その理由

非常に興味深い情報も出ています。なんと、今回のジカ熱の流行は、デング熱を撲滅するために遺伝子組み換えされた蚊が原因なのではないかというものです。

情報の内容を要約すると、英国のバイオテクノロジー企業「オキシテック」社がデング熱を媒介する蚊を駆除するために開発したのが「OX513A」と呼ばれる雄の蚊。この雄の蚊と交配して生まれた蚊は、成虫になる前に死ぬように遺伝子がプログラムされています。

しかしながら、研究者のあいだではOX513Aの広範囲な使用に関して懸念する声が早くからあがっていました。

遺伝学専門のリカルド・スタインブレカー博士は、2010年9月の段階で「遺伝子を組み替えても3~4%の蚊は何らかの形で生き残る。この生き残った蚊が生態系にどのような影響を及ぼすのかさらに詳しい調査が必要である」と指摘していましたが、意見は反映されることなく、遺伝子組み換えされた蚊の放出が許可されてしまいました。

OX513Aを放った地域での報告では、「最初の数か月でデングウイルスを持つ蚊の地域個体群が95%以上減少した」としてました。しかし、OX513Aが放出された地域こそジカ熱が蔓延した地域と重なるのです。

日本企業がワクチンを作るという情報も

実はデング熱のワクチンは去年9月に仏製薬大手サノフィが開発に成功し、一般向けに販売が開始されています。そのサノフィは今月2日、ジカ熱ワクチンに関する研究開発プロジェクトを立ち上げたと発表しました。

またその翌日には、日本の製薬会社である武田薬品もワクチンの開発を検討していると発表しました。

以下記事要約

武田薬品(4502.T)の幹部は3日、ジカ熱ワクチン開発の可能性を検討していることを明らかにした。ワクチン部門の責任者、Rajeev Venkayya氏がインタビューで語った。開発方法について数週間以内に結論を出すとしている。同氏によると、実用性の検討に向けすでに8人のチームを編成した。武田はデング熱ワクチンの開発を手掛けているが、ジカ熱はデング熱と同じ科に分類されるため、複数の世界的な保健機関からジカ熱ワクチンの開発に着手できるかとの問い合わせを受けているという。 <ロイターより引用>

ジカ熱の今後について

現在中南米を中心に流行しているジカ熱ですが、デング熱のとき同様、日本国内まで感染が広がる可能性は十分にあります。ワクチンが存在しない現状、我々が出来る対策はジカ熱の流行している地域に行かないくらいのものです。妊婦の方は特に注意して、今後のジカ熱の動向をチェックしてください。

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